【ベトナムSEO】読まれない記事は削除すべき?現役SEOコンサルが解説
ベトナムでWebサイトを運営している企業の担当者や、これからベトナム市場に向けたSEO(検索エンジン最適化)を強化しようと考えている方から、よくこのような相談をいただきます。
「過去に一生懸命書いた記事だけど、全然アクセスがない。これって削除したほうがいいんですか?」
結論から申し上げると、私の肌感覚では「読まれていない(価値を産んでいない)記事は、適切に処理をしないとサイト全体の評価を下げる原因になる」と感じています。
具体的な読まれない記事への対策は以下の通り。
- まず第一優先は、リライトして順位変動を見ること。
- 順位が変わらない、更に下落するのであればnoindexにしてGoogleの評価対象から外す
- 削除
本記事では、現役のSEOコンサルタントが、ベトナムSEOにおける「読まれない記事」の扱い方と、サイト全体の評価を底上げするコンテンツ整理術をわかりやすく解説します。
ベトナム特有のSEO事情については、こちらのベトナムSEO完全ガイドで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
なぜ「読まれない記事」を放置してはいけないのか?
かつてのSEOは「記事数こそ正義」という時代もありました。
しかし、現在のGoogleのアルゴリズム(特にヘルプフルコンテンツアップデートなど)は、「サイト全体の品質」を非常に重視しています。
読まれていない、あるいは内容が薄い記事を放置しておくことには、主に3つのリスクがあります。
① サイト全体の評価(ドメイン評価)の低下
100記事のうち、高品質な記事が10記事、低品質な記事が90記事あるサイトを想像してください。Googleは「このサイトは情報の質が低い」と判断し、本来評価されるべき10記事の順位まで下げてしまうことがあります。
② クロールバジェットの浪費
Googleのロボット(クローラー)があなたのサイトを巡回できるリソースには限りがあります。価値のない記事をクロールさせてしまうことで、新しく書いた重要な記事のインデックス(登録)が遅れる原因になります。
③ ユーザー体験(UX)の悪化
ユーザーが検索からたどり着いた記事が、古くて役に立たない情報だった場合、ユーザーはすぐにサイトを離脱します。「このサイトは参考にならない」という悪い印象を与えてしまい、ブランドの信頼を損ねます。
削除する前に記事を仕分けする4つの基準
「アクセスがない=即削除」は危険です。
まずは、Googleアナリティクスやサーチコンソールを使い、以下の4つのカテゴリーに記事を分類しましょう。
カテゴリーA:リライト(改善)して残す
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特徴: 検索順位が11位〜30位くらいに位置している、または特定のキーワードで表示(インプレッション)はされている記事。
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対策: 最新情報への更新、ユーザーの検索意図に合わせた追記を行い、トップ10入りを目指します。
カテゴリーB:統合(301リダイレクト)する
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特徴: 内容が似通っている複数の記事。それぞれが競合し合い(カニバリズム)、順位が上がっていないケース。
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対策: 最も評価の高い1記事に情報をまとめ、他の記事から「301リダイレクト」を設定します。これにより、評価を1つに集約できます。
カテゴリーC:noindex(ノーインデックス)にする
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特徴: サイトにとって必要(例:規約、挨拶、古いニュース)だが、検索結果に出す必要がない記事。
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対策: ページ自体は残しつつ、Googleに検索結果に出さないよう指示を出します。
カテゴリーD:削除する
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特徴: カテゴリーA〜Cのどれにも当てはまらず、内容が極端に薄い(300文字程度など)、コピーコンテンツ、現在のビジネスと全く関係ない記事。
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対策: 完全に削除します。
ベトナムSEOならではの注意点
ベトナム市場をターゲットにする場合、日本とは異なる独自の視点が必要です。
ベトナムのインターネットユーザーは情報の鮮度に非常に敏感です。また、FacebookなどのSNSが非常に強いため、Webサイトの記事も「シェアしたくなるほど有益か」という視点がGoogleの評価にも繋がりやすくなっています。
さらに、ベトナム語特有の検索意図や、現地のトレンドを反映していない古い記事は、日本以上に「放置するリスク」が大きくなります。ベトナムでのSEOを成功させるには、単に記事を増やすのではなく、現地の文化や検索習慣を理解したコンテンツ管理が不可欠です。
失敗しないための「記事削除」の手順
実際に記事を整理(コンテンツ・プルーニング)する際は、以下の手順で進めましょう。
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データの確認: 過去6ヶ月〜1年分のアクセス数を確認します。
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価値の再評価: アクセスがなくても、成約(コンバージョン)に繋がっている記事や、被リンクを獲得している記事はないか確認します。これらは絶対に消してはいけません。
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バックアップの作成: 念のため、削除する記事の内容は手元に残しておきましょう。
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404エラーまたは301リダイレクト: 削除した後は、そのまま放置するか(404)、関連する別記事がある場合はそこへ転送(301)をかけます。
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サーチコンソールで確認: 削除後、Googleのインデックスから正しく消えているかを定期的にチェックします。
【まとめ】SEOは「引き算」も重要
「せっかく書いた記事を消すのはもったいない」という気持ちは痛いほどわかります。しかし、サイトを成長させるためには、枯れた枝を切り落として新しい芽に栄養を行き渡らせる「剪定(プルーニング)」作業が不可欠です。
特に競争が激化しているベトナムのデジタルマーケティング市場において、質の低い記事を抱え続けることは、大きな機会損失になりかねません。
「この記事は、今読んでくれるユーザーの役に立っているか?」
このシンプルな基準で、一度あなたのサイトを見直してみてください。記事数を絞り込み、1記事あたりの品質を高めることが、結果として検索順位の向上と、コンバージョン(お問い合わせ)の増加に繋がります。
もし、「どの記事を消せばいいか自分では判断できない」「ベトナム語の記事なので内容の良し悪しがわからない」といったお悩みがあれば、ぜひ私たちSEOコンサルタントにご相談ください。サイトの現状を分析し、最適な改善案をご提案いたします。

